地味女子コトコの絵日記

私は用心深ーい地味女子です。 どうしてこうなった? →ヒント:オバ

珈琲店と『携帯電話の通話はご遠慮下さい』の貼り紙

くつろげる珈琲店(*⁰▿⁰*)


腱鞘炎

利き手✋が腱鞘炎になりました(←親指から手首)
自力でなんとかするつもりでしたが、痛みはひどくなるばかり。普段フツーにしていたことができなくなって、

腱鞘炎

‥‥観念して病院へ行くことにしました。
確認すると、当日受付可。オバが呼んでくれたタクシーで病院へ向かい、診断&治療のあと、痛み止めの薬と塗り薬(貼り薬はかぶれるのでNG)etc.を処方されました。

 


偵察隊魂、燃ゆ

痛み止めの注射とテーピングが効いたのか、病院を出る頃には早くも痛みが引いてきたのを感じ、そのとたん、コレ↓↓↓です(~_~;)

あ、もうなんか大丈夫!
寄り道していこ♪

ちぃちゃん(オバ)が好きそうな珈琲店へGO!
タクシーで病院へ行く時、初めて通る道に見つけた店です。思い出したらたちまち偵察隊魂が点火!!(←口実半分💦自分も入ってみたかった)

 


オバがくつろげる珈琲店の4条件

オバは在宅で翻訳の仕事をしていて、納期は長短いろいろですが、締め切りが目前に迫っている時期を除いて、毎日のように散歩に出かけます。
オバ「気分転換になるし、
   歩くと考えがまとまるのよ」

オバの日々散歩は、トータルで一時間ほど歩き、途中、珈琲店に寄って1~2時間くらい仕事をして帰ってくるというパターン。
行きつけの珈琲店は、今は3軒ほどです。
オバ「私の好きな店、
   年々、消えていくの (T ^ T)」
個人経営的な珈琲店はチェーン店などに押されて、一つ、また一つと、閉店してしまったようです。

《オバがくつろげる珈琲店の必須4条件》
①個々のスペースがそれなりに広い。
②携帯電話の通話を禁止している。
③お店の人が馴れ馴れしくない。
④あまり騒がしくない。

オバの行きつけの珈琲店には3軒とも連れていってもらいましたが、なるほど、どこも4条件はそろっていました。
コト「コーヒー美味しいは?」
オバ「今はどこもそこそこ美味しいから」
4条件がそろっていれば、珈琲の味には特別こだわりはないようです(^-^;



いいカンジの珈琲店と電話男

で、病院の帰りに寄った珈琲店!!
・店内は全体に木目調のレトロな感じで、一枚板のカウンターテーブルがダーン。
・そのカウンターの中に初老のマスター、外に私と同じ歳くらいのウエイトレスさん。二人とも物静かで柔らかーな雰囲気の持ち主。
・カウンター席は4。テーブル席は7。
・ほぼ満席でも騒がしくなく、音楽はエルトンジョン(父がファン)。
・柱に貼り紙→『店内での携帯電話の通話はご遠慮下さい』
ここまでは、絶対にオバ好み❤

ただ、テーブルとテーブルの間がやや狭い感じ(個人経営的なお店自体がこじんまりとしている)です。
やっぱ、ちぃちゃんは来ないだろうなぁ。

なんて思っていたら、ダメ押し!!

 

店内で電話

↑↑↑ビジネスマンふうの人が、スマホ電話をかけて話しはじめた!!

・すごく大声というわけではない。
・でも、わりと静かな店内中に響き渡っている。
・話の内容もダダ洩れ状態。
↑↑↑
・私はなんとなくいい雰囲気をジャマされたような感あり。
・露骨にイヤな顔は見せないながらもチラッと見たり、イヤホンをつける人もいる。
・ぜんぜん気にしてないふうの人もいる。

ふむ。本当のところはわかりませんが、気になる、気にならない派。半々といったところでしょうか。


電話の人は延々と話をしていて―――、
もう帰ろう‥‥。あ!
オバへ病院終わった報告を忘れていたことに気づいてメッセージを送ろうとしていたら、
マスターがカウンターの中から出てきて、

電話を注意

↑↑↑電話の人にわかるように貼り紙を指して、深々とお辞儀をしてカウンターの中へ戻るマスター☆☆☆

おーっ、カッコイイ!!

でも、事はこれで収まらず―――。

電話の人はマスターを睨みつけながら話を続けていて、ウッ(;▽;) コワッ!
他のお客さん達も、私と同じように平静を装ってる感じでしたが、店内はイヤーな緊張感が巡り巡ってました。
もう成り行きを見届けるまでは帰れません。

電話の人はそれから5分ほどしてようやく話をやめると、カウンターへ歩いていってマスターに凄味ました!!👁👁目付き、コワッ!!!
電話男「っつーか、メチャクチャ気分悪い
    んだけど。俺、客じゃね?」
マスタ「お代はけっこうですので、お引き
    取り下さい」
電話男「っつーか、すいませんのひと言も
    ねーの? 胸糞悪い、謝れって」
マスタ「‥‥お引き取り願います」

シーン(店内の緊張感MAX!!)

マスターに加勢しなきゃ! でも、こわい! どーしたらいいのーーー(>_<)
そうだ! 動画!
マスター悪くない証拠動画撮っておくべき! スマホで撮影スタート!

私、頑張りましたᕦ(ò_óˇ)ᕤ
この間、盲目の人に声をかけられなかった分。(ちょっと違うか…)

動画撮影 加勢

ギャー、ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘

その時、オバと同年代くらいの女性が、
「みなさん、迷惑してましたよ。貼り紙、読んで下さい」
彼女とほぼ同時くらいに立ち上がった40代くらいの男の人がスマホを構えながら、
「私もずっと撮影してます。ネットでこの店、中傷するようなことがあれば、動画あげますから」
周囲のお客さん達は、うん、うん、と頷いて、

電話の人 VS 他の人ほぼ全員

「クソが! 二度と来るかこんな店!」
電話の人は捨て台詞を吐いて、椅子を蹴っ飛ばして出て行きました(←足も痛かったはず)。

よかったーーー!!!
こわかったーーー!!!
あ、手が痛い( ;∀;)
↑↑↑いっとき完全に忘れていた。

マスターがカウンターから出てきて、深々と頭を下げたあと言いました。
「みなさま、ご迷惑ご心配をおかけしまして心よりお詫び申し上げます。そして、ありがとうございました」

みなさん、やはり大人です。これで何事もなかったように元通りになりました。
よし、帰ろう!
私が店を出る時、スマホで撮影していた男の人が「こわかったでしょう、出遅れちゃってごめんね」と声をかけてくれて、それから、マスターはわざわざ近くまで来て「ありがとうございました」と言ってくれました。



オバの反応

帰ってオバに珈琲店の話をしたら、
オバ「やだもう何もなくてよかった!
   オバとしては、そういうことは止め
   てほしい。こんな時代なんだから、
   何があるかわからなでしょ。
   もしまたそういうことあったら警察
   呼びなさい」
コト「警察? わかった」
オバ「約束よ」

指きり


オバ「で、その珈琲店どこって言った?」
コト「行くの?
   パーソナルスペース狭いけど?」
オバ「心意気がいいじゃない。そういうマ
   スター、もう滅多にお目にかかれな
   いもの。
   お客さん達もいいみたいだし」
コト「ちょっと見に行く感じ?」
オバ「そうね(*^-^*)」

でも、オバは必須4条件を満たさない珈琲店をことのほか気に入ったようです。
あれから1週間ばかり経ちましたが、その間、3日も通っています。
たぶん、マスターとはほとんど会話してないと思いますが(~_~;