【1】オバの教え
~人間=そもそも悪~
私、コトコ、ちぃちゃんの姪です(^▽^)/
って、ちぃちゃん?
誰それ? 知らんわ!
―――ですよね。なので、まず、ちぃちゃんとは↓↓↓
↑↑↑こんな人です。
見た目も物腰ものほほ~んな感じですが、
口を開けば、ちょいちょい辛辣なことを言い放ちます。
相手が子どもでもおかまいなし!
私なんて幼稚園児だった頃すでに、
オバの辛辣発言(ちぃちゃんパンチ)くらった覚えがあります。
あれはオバが私の家に来ていた日のこと。
近所のおばさんが、庭でなったキューイを持って来てくれまして――。
で、縁側に戻ったら—――、
オバ「でも……」
オバ「あのご近所の人、ひょっとすると、
おなかの中はドスグロかもよね?」
母 「えー、やだー、ドスグロ?
ない! ない!」
オバ「ないの? ほんとに?
絶対ないって言える?」
オバ「人はカンタンに信じちゃタメよ。
いくらいい人に思えたとしても、
ひとたび状況が変われば
悪魔になって、
コトちゃんにものすごーいイジワル
しかけてくるかもしれない。
って、あらかじめ用心しておくの」
コト「……悪魔?」
ショーゲキ!
なにしろ、あの頃の幼い私は、
家庭でも幼稚園でも、
人を疑っちゃいけない、信じる心は美しい、的なことを当たり前のように教えられていたわけですから。
じ、地獄?
やだ、
なんだかわからないけど、こわいーーー
私の中に、
人間=そもそも悪
という概念の種が植え付けられた日でした。
【2】へ続く⇩