地味女子コトコの絵日記

私は用心深ーい地味女子です。 どうしてこうなった? →ヒント:オバ

【ミイの家族構成】なかなか複雑です!

ミイとスナフキンとムーミンの特別な関係

 

マスコット・ミー

ムーミンキャラのグッズ。
大人気ですね!

私の友人にも、《ムーミン》好きがいます。
部屋の中も所持品もムーミンキャラだらけ。
デイパックには、自作(羊毛フェルト)のミイを付けています。
小玉スイカくらいの大きさ!

マスコット・ミイ


そんな友人とメガ盛りパフェにチャレンジしていた時、隣のテーブルに座ったご婦人が話しかけてきました。

初対面


ご婦人3名とも、友人のマスコット・ミイがいたく気に入ったらしく、なんと、本気の作成依頼!←初対面です!

その後は、ご婦人3名と友人で、ムーミン談議に花が咲きまくりました。
ひとり取り残される私(;’∀’)

話が盛り上がったいちばんの理由は、友人がこれでもかこれでもかとムーミントリビアを繰り出したからです。

そのたびに、ご婦人方は、
「へぇ、そうなの!!!?」
「ビックリ~~~~~」
など、熱い熱いリアクションを下さいました(^-^)

 

《ムーミン・ワールド》にまつわるトリビア

以下、友人が繰り出したムーミン・ワールドにまつわるトリビアです↓

◇ムーミンキャラの名前
「ムーミン」とか「ミムラ」とか「スノーク」とかは、種族の名前。
登場人物のほとんどは、固有の名前がない。
※ノンノン⇒改名フローレンは、アニメの中の名前。
原作では、“スノークのおじょうさん”と呼ばれている。

※ミイも固有の名前ではなく、“いちばん小さなもの“という意味。

◇ムーミンは、カバ?
ムーミンは、原作者のトーベ・ヤンソンが生み出したオリジナルの生き物。
だから、カバじゃない。明確には妖精ともいえない。

◇ミイやスナフキンは、人間?
ミイやスナフキンも、トーベ・ヤンソン作のオリジナル生物。
だから、人間じゃない。

◇《ムーミン》の原作はフィンランド語?
原作者のトーベ・ヤンソンはスウェーデン系フィンランド人。
ということもあり、原作は、スウェーデン語。

◇ムーミンの大きさは?
原作者のトーベ・ヤンソンいわく、
ムーミンは電話帳ぐらいの大きさ。
作品によって、キャラクターの性格や大きさなど異なることがある件については、
「ムーミンの世界は、読む人の想像によって成り立つ」だそうです。

◇ミイとミムラ姉さんは、ミムラ夫人の何番目の娘?
ミイは20番目。ミムラ姉さんは長女。

◇スナフキンの持っている楽器は?
初期のアニメでは、ギター。原作では、ハーモニカ。
※ハーモニカを吹いていると喋れないからアニメではギター弾きにした。

◇放浪の旅人スナフキンは、ムーミン谷にいつやって来る?
ムーミン谷の住人達(人じゃないですが)は11月頃から4月頃まで冬眠する。
なので、スナフキンは秋になるとムーミン谷を旅立って、春になると戻ってくる。

◇ニョロニョロって何?
ニョロニョロは、種から生まれる謎の生物で、電気を帯びている。

ニョロニョロ

etc.

なかでも、ご婦人方がいちばん驚いていたのは、《ミイの家族構成》です。
↓↓↓

 

 

《ミイと家族》にまつわるトリビア

ミーとスナフキン


以下、ご婦人A→ⓐ ご婦人B→ⓑ ご婦人Ⅽ→ⓒ

友「あ、ミイとスナフキンは、
  きょうだいって、知ってますか?」

ⓑ「えっ! ほんと???」

ⓐ「そうなのよ。
  むかし、『かもめ食堂』って
  映画あったでしょ。
  小林聡美とかが出てたやつ。
  あれで、もたいまさこさんが、
  ミイとスナフキンはきょうだい、
  って話してた」

友「ですよね。私、
  そのエピソード知って、
     『かもめ食堂』観ました!」

ⓑ「でも、何? じゃあ、
  ミムラ姉さんとスナフキンも、
  きょうだいってこと?」

友「はい!
  ミムラ夫人は子だくさんで、
  少なくても37人いて、
  ミムラ姉さんとミイ、それから、
  ミイみたいに小さい子達が33人と
  スナフキン。
  スナフキンと小さい子達16人は、
  お父さんが違いますけど」

ミムラ夫人


ⓐ「へぇ~、
  お父さん違うのって、
  スナフキンだけじゃないんだ?」

友「はい。
  小さい子達の内の16人とスナフキンが
  ミイの異父きょうだいです」

ⓒ「あら~。というか、
  スナフキンのお父さんって誰なの?」

友「ムムリク族のヨクサルです。
  ムーミンパパのむかしからの友達の」

ⓒ「ああ、ヨクサルね!
  そっか、そっくりだものね。
       鼻の色が違うくらいで」

スナフキンとヨクサル


友「ちなみに、ミイ達のお父さんは、
  ミムラ夫人の前の旦那さんですけど、
  原作にもまったく出てこないので、
  誰なのか不明です」

ⓐ「てことは、スナフキンは不倫の子?
  あ、でも、ミムラ姉さんは長女よね。
  とすれば、スナフキンが
  ミムラ姉さんのお兄さんだったら、
  ヨクサルはミムラ夫人の前の前の夫
  ってことになる?」

友「いえ!
  スナフキンはミムラ姉さんの弟です。
  しかも、ああ見えて、
  ミイの弟でもあるという‥‥」

ⓐⓑⓒ「えーーーーーっ!!!」

友「『ムーミンパパの思い出』の中で、
  ヨクサルは、お祭りの時、
  子だくさんのミムラ夫人に
  一目惚れしたんです。
  「たいしたミムラだねえ」とかって。
  で、そのあとミイが生まれていて、
  またそのあとがスナフキンだから、
  不倫といえば不倫ですよね。
  でも、そこは人間世界とは違うので、
  不道徳かというとなんとも‥‥。
  ちなみに、ヨクサルは超自由奔放で、
  規則とかに縛られるの大嫌いなんで、
  たとえ人間世界であったとしても、
  罪悪感なかったんじゃないかな…と」

ⓐⓑⓒ「へぇぇぇ」
ⓐ「いろいろあるのねぇ」

友「ですね。
  あと、ミイって、
  ムーミン家の養子になっていて。
  『楽しいムーミン一家』の中で
  エピソード出てくるんですけど、
  その時ミイは、
  ミムラ姉さんと2人で暮らしていて、
  ミムラ夫人が体壊したんで、
  ミムラ姉さんが看病に行っちゃって、
  それで、ミイがムーミン屋敷に来て、
  って流れでした」

ムーミン一家


ⓐ「ということは、
  ムーミンとミイとスナフキンって、
  間接的にはきょうだい???」

友「ピンポン!」

ⓐⓑⓒ「へぇ~~~、ビックリ
    (@_@)(@_@)(@_@)」


私はムーミンキャラのグッズくらいしか知らなかったので、ミイとスナフキンって顔似てる。兄妹なのかなぁって、ぼんやり思ってたりしました。

ご婦人方は、子供の頃テレビで観ていたというアニメの『ムーミン』の世界観とかキャラ設定とかが、いろいろ違ってたみたいです。

彼女達のステキなリアクションで、友(なんと、私と同様、人見知り)が、初対面の方々と垣根をビョーンと飛び越えてメチャメチャ楽しそうに喋くりまくっていて、私的にはその方がビックリ!!でした(*^_^*)

で、ちょっと興味をそそられてしまったので、友からムーミンの童話とか辞典とか図鑑とか貸してもらってダ―――ッと読んでみました。

ご婦人方がいちばん驚かれていた《ミイの家族構成》!
おさらい的にまとめてみました。

 

 

《ミイの家族構成》まとめ


ミイの家族構成

→ミムラ夫人
→ミムラ夫人の前の旦那さん(誰であるかは不明)

一番上の姉→ミムラ姉さん
異父弟→スナフキン
37人きょうだい→ミイとミムラ姉さん含め、20人は父が同じ。スナフキン含め17人は父が異なる。
※ミムラ姉さんとスナフキンを除くと、あとはみんな、ミイと同じくらい小さい。
※スナフキン達の父→ヨクサル


義父(養父)→ムーミンパパ
義母(養母)→ムーミンママ
義弟→ムーミン

 

ミイの家族構成図

 

ミイの家族構成図

 ※参照
『ムーミン童話』全9巻(2014/8/3)講談社
『ムーミン谷のすべて』ムーミントロールとトーベ・ヤンソン (2018/10/11)フィリップ アーダー (著) 徳間書店児童書編集部 (翻訳)
『ムーミン童話の百科事典』(1996/5/30 )高橋 静男「ムーミンゼミ」 (編集) 渡部 翠 (翻訳)
『ムーミンキャラクター図鑑』(2014/10/23 )シルケ・ハッポネン (著), 高橋 絵里香 (翻訳)

 

ミイが生まれた数日後のことを、ムーミンパパが思い出として語っています。
ミイは虫メガネで見ないとわからないくらい小さかった。
でも、普通に会話して、普通に歩いていたと。
なんてスペシャルな生き物なんだー(≧▽≦)